2014年05月20日
「山形詩人」83~85号

ずっとサボっていた作品情報を久しぶりにアップする。
「山形詩人」第83号(2013年11月)に詩「バックスタンドの憂鬱」を、同第84号(2014年2月)に詩「次孫論」を、そして85号(2014年6月)に詩「春宵論」を発表した。
負けが混むと投げやりに卑下するがそれでも選手たちには拍手を贈り
たまに勝つとタオマフを翳してお決まりのスポーツ県民歌を合唱する
(大衆的な、あまりに大衆的な)ぞっとするひとびとの群れ
ぼくはあなたたちにとって永遠に余所者であり続けるのだから
この土地からもあなたたちからも逃れられないわけはないのだ
そう呟きながらつよい西陽に炙られてぼくは今日もここにいる
(「バックスタンドの憂鬱」より)

また、土曜美術社出版販売発行の雑誌『詩と思想』(2014年6月号)の巻頭詩として「あなたたちが歳をとれるようにぼくが歳をとれる訳ではない」を発表した。
幼い頃、何度も泣いて帰って来るじぶんに母が言った
それはおまえが共苦する力を授かっているからなのだと
面の皮が厚くなって共苦する力を去なす術は身に着けたのだが
ほんとうに欲しいのは共苦する力に頓着せず日々を快楽する力
(「あなたたちが歳をとれるように――」より)
「山形詩人」の送付を希望される方は、このブログの「オーナーへメール」から注文を。1部500円(送料当方負担)また、『詩と思想』誌は全国の書店またはネットショップで求められたい。
ちなみに、高啓の詩集『母を消す日』・『ザック・デ・ラ・ロッチャは何処へいった?』・『女のいない七月』(何れも書肆山田)はネットショップ及び山形市嶋の大規模書店『戸田書店』で購入可能。
なお、『女のいない七月』は、ジュンク堂(池袋店)、丸善(仙台アエル店)の店頭にも在庫があるようである。
こちらも「オーナーへメール」から注文をお受けする。(送料当方負担)
山形市民会館設計案 進め方の問題(4)
山形市民会館設計案への異和(5)
近江正人詩集『真夜中のスイマー』(高安書房刊)
佐藤傳詩集『日々のなかの旅』(高安書房刊)
秋田魁新報にエッセイが掲載されました。
『切実なる批評-ポスト団塊/敗退期の精神-』所収の黒田喜夫論について
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Posted by 高 啓(こうひらく) at 00:45│Comments(0)
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