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Posted by んだ!ブログ運営事務局 at

2017年08月29日

現代詩人会東日本ゼミナール

 山形県詩人会の告知です。

 日本現代詩人会では、毎年、東日本と西日本でそれぞれ1回ずつ「現代詩ゼミナール」を開催していますが、今年の東日本のゼミナールについて、下記の通り山形県(酒田市)での開催を引き受けることになりました。
 なお、同ゼミナールは、会員のみならず、一般の方にも参加いただいています。






 酒田開催の経緯は以下の通りです。
 日本現代詩人会から山形県開催の打診を受け、山形県詩人会の理事会で開催地を検討したところ、高橋英司会長ほかの提案により酒田市で開催することとなりました。
 内陸の県都・山形市から遠く離れ、しかも山形市に比べて各地からのアクセスが不便な日本海岸の酒田市では参加者集めがたいへんなのではないかと危惧する者(たとえば高啓)もいましたが、①前回(2008年)は山形市で開催し成功裡に終わったが、山形市だけが「山形」ではない。今回は県都以外で開催したい。②山形県内ではいま酒田市の詩人たちがいちばん活発に活動している。③テーマとして取り上げる吉野弘の出身地である。(同じくテーマとして取り上げる黒田喜夫所縁の寒河江市での開催も検討。)④江戸時代に北前船で栄えた酒田は文化的な蓄積や観光資源が豊かなので、県外からの参加者も呼べるはず。・・・などの理由で、酒田開催を決めたものです。
 また、前回は集客の意図も込めて岡井隆氏に講演を依頼したのですが、今回は有名人は招聘せず、自前(山形県内の詩人たちによる講演)で開催することにしました。
 ということもあり、テーマの方は有名な詩人たち、つまり戦後詩史に大きな足跡を残したふたりの山形県出身詩人「吉野弘」と「黒田喜夫」を取り上げました。

 吉野弘について講演する万里小路譲氏は、酒田市と隣の鶴岡市在住。『吉野弘 その展開視座の詩学』という著書があります。
 黒田喜夫について講演する木村迪夫氏は、黒田喜夫を「兄」と慕い、親交をもっていました。詩人としても現代詩人賞など数々の賞を受けられ、その生きざまは『無音の叫び声~農民詩人・木村迪夫の牧野村物語~』(原村政樹監督)という映画にもなっています。
 なお、高啓は黒田喜夫の詩「毒虫飼育」を取り上げ、従来の黒田詩をめぐる議論とは異なった観点から、この作品がもつ画期的な意義について考えを述べる予定です。

 ご参加をお待ちしております。



現代詩ゼミ ナール <東日本> in 酒田

「吉野弘と黒田喜夫の山形」

   主催 日本現代詩人会・山形県詩人会
  後援 山形新聞・山形放送 山形県芸術文化協会
  日時 20I7年Ⅰ0円2Ⅰ日(土)午後Ⅰ時30分~ (受付1時~)
会場 ホテルイン酒田駅前内 (4F ル・ポットフ一)
(酒田市幸町1-10-20 電話 0234‐26‐2218)
参加費 日本現代詩人会会員・山形県詩人会会員は無料 一般参加者:資料代 500円

  プログラム
■講演 「吉野弘について」・・・・万里小路譲
     「黒田喜夫について」・・・木村 迪夫

■吉野弘を読む
      近江正人 いとう柚子 朗読: 阿蘇孝子

■黒田喜夫を読む
       高 啓   朗読:阿蘇孝子

■自作詩朗読
       成田豊人 (秋田) 清岳こう(宮城) 鈴木良一 (新潟)
       戊丸ぜの (山形)   金井ハル (山形) 阿蘇豊 (山形)

■交流・懇親会 (同ホテル内5F スワンルーム) 午後5時30分~7時30分
       アトラクション 筝曲演奏 (高瀬雅楽秋)  会費5,000円

■研修ツアー (希望者中込) 10月22日(日)午前9時~
ホテル~本間美術館~日和山公園~山居倉庫~土門拳記念写真美術館~酒田駅 (午後3時解散予定) 参加費4,000円程度

【お問い合わせ先】
山形県詩人会 ゼミナール事務局
〒999-3503 山形県西村山郡河北町岩木259 (高橋英司方)
※ 電話番号・メルアド等はこのブログから高啓に問い合わせてください。
【宿泊】
ホテルを各自でご予約ください。
ホテルイン酒田駅前(当会場) …0234-26-8800
ホテルイン酒田…0234-22-5000 (ゼミナール参加者のバス送迎があります)

  

Posted by 高 啓(こうひらく) at 16:55Comments(0)活動・足跡