2012年05月23日
戸田書店(山形店)に高啓詩集コーナー
山形市嶋地区にある戸田書店山形店の店内に、高啓の詩集『女のいない七月』、『ザック・デ・ラ・ロッチャは何処へいった?』、『母を消す日』の3冊を揃え、これに著者についてのコメントを付けたミニ・コーナーを設置していただきました。(詩集の棚ではなく、入口を入って正面すぐに置かれている低い書棚の隅です。)
去る5月5日(土)に山形市の「まなび館」で開催された「一箱古本市@山形」の際に、このイベントに関わっていた同店の職員の方が高啓の詩集を見つけてお声がけくださり、店長(山形市出身)のご厚意で置いてくださるということになったものです。
戸田書店の本社は静岡。全国で40店近くをチェーン展開していて、山形店はいわゆる郊外型の大型書店ですが、ちょっと面白い工夫がされています。
店内中央に「香澄堂書店」と書かれた看板が置かれており、その一画が古本コーナーになっているのです。これは山形市香澄町(霞城公園に隣接する最上義光記念館の前)にある古書店「香澄堂書店」の本を受託販売しているものとのこと。地元詩人の売れない詩集を大事に扱ってくれることとあわせて、古書店経営がとても厳しい昨今、地元でこつこつと頑張っている古書店をこんな形で応援してくれることを嬉しく思いました。
なお、詩集『女のいない七月』は、山形市七日町の八文字屋書店(本店)にも配本されています。(入口近くの郷土出版物コーナーではなく、「評論・文芸」という表示の下の詩集コーナーに置かれています。)