蔵王龍岩祭を覗く

高 啓(こうひらく)

2007年09月18日 00:42

 

 蔵王温泉総合グラウンドで開催された「龍岩祭」(ドラゴン・ロック・フェスティバル)を見物に出かけた。
 この音楽フェスはたしか2年目だと思うが、私は初めて。
 今年は8月31日から9月2日までの開催だったが、開催前から初日まで数日間雨に祟られたので、雨が上がりの9月1日に出かけた。




 蔵王体育館前で駐車料金1,000円(3日間駐車可)を支払って係の誘導に従うと、瀧山(りゅうざん)へ至る登山口近くの未舗装駐車場に至り、そこから数百メートルの泥道のぬかるみを歩かされることに・・・。
 蔵王総合グラウンドなら、県道から入るコースで車で行けるし、そこは舗装道路だったはず。それにグランドは車道のすぐ脇だと甘く考えて革の短靴を履いて行ったのだったが、一般観客の入るコースは回り道の林道みたいな山道で、機材運搬用の車の轍でぐちゃぐちゃになっている。そこを抜き足差し足で歩く羽目に・・・。




 やっと会場に着くも、ライブステージとその前の出店の辺りは田んぼのような状態・・・出店のひとつが長靴を販売してもいるのだが、歩いているそこら中の人々が持参したような長靴を履いていて、その準備の良さというか場離れした風に眼を見張る。
 総合グランドのフィールドは水はけがよくて泥の世界ではないが、写真でも判るとおりここは使用されていない。轍や足跡で凸凹になるので使用が認められなかったのかもしれない。

 さて、泥の世界でメインのステージには近づけないので、舗装された車道の脇に張られたテントのステージ「みちくさ堂」(これはこのフェスティバルの4つ目のステージで、飛び入り演奏用)で偶然演奏していたバンドを聴く。
 聴衆は写真のとおり。家族連れもけっこういて、なんかまったりのんびりしているところが妙にいい雰囲気だ。



 でも、このとき出演していたバンドはなかなか迫力があって面白かった。ボーカルが最後に「おおきに」と言っていたので、関西(京都か)のバンドのようだった。
 
 この脇の道路で、若い一組の男女が棍棒や長い棒みたいなものを振り回して、ジャグリングの練習みたいなことをやっていた。ひょっとして火を点けてやるショーの練習か?

 来年は、晴れたらテントを張って泊まりでのんびりゆったり聴きにきたいものだと思った。

 もっともテントサイトでは、私のようなおじさんはあんまり見かけなかったのだが。

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