2022年11月06日

『非出世系県庁マンのブルース』秋田魁新報で紹介されました。





秋田魁新報2022年11月6日号の「各地の本」という新刊書紹介コーナーに『非出世系県庁マンのブルース』が取り上げられました。これは共同通信社の配信記事です。

 「『官官接待』やその原資を捻出する『カラ出張』が日常的だった時代の、土木部門と中央省庁の関係性を巡る証言は生々しい。後に社会福祉法人の不正を暴くため血眼になった自分を『自家撞着』と呼ぶあたりに、公のため働く者の自負をみた。」

 後段の「自分を『自家撞着』と呼ぶあたりに、公のため働く者の自負をみた。」という文がカッコいいですね。(読者には、本書を読んで頂かないとそのココロは伝わらないとは思いますが。)
 実に簡潔で分かりやすい紹介文なのですが、ただひとつ、玉に傷があります。
「ケースワーカーとして生活保護受給者を回った新人時代から、特産品の紅花の販路拡大に奔走した野菜花弁専門員まで、あらゆる業務をこなした。」
 ここの「野菜花弁専門員」は誤り。「野菜花卉(かき)専門員」が正しい職名です。

 本書にはこのほか、秋田営林局(現・東北森林管理局)の職員を秋田市の盛り場「川端」で官官接待した話(第Ⅰ章「秘密指令!県費350億円を防衛せよ。」)や山形新幹線の初期不良によるトラブルについて歓迎するような発言をした秋田県知事の話(第Ⅲ章「米沢の能舞台はなぜ空気浮上するのか」)及び米沢市から県庁に通っている同僚に「そういえばあなたは佐竹藩だったんだ・・・」と言われた話(同)、それに湯沢市役所職員採用試験の受験体験(第Ⅵ章「要領の悪い歩行について―山形県に採用されるまで―」)など、秋田にまつわるエピソードが書かれています。
 秋田県の方、ぜひお読みになってください。面白いですよ。

 ご注文は「高安書房」サイトの「高安書房への発注方法」をご覧ください。

  

Posted by 高 啓(こうひらく) at 18:47Comments(0)高安書房

2022年10月24日

『非出世系県庁マンのブルース』へのコメントその3




 「高安書房」のサイトに掲載したのと同じ内容ですが、こちらにも掲載させていただきます。
 というのも、「詩と批評」の方が相対的にアクセスが多いからです。(^^;)

 『非出世系県庁マンのブルース』へのコメントその3です。

 「読後の感想は〝非常に面白かった〟です。頑張って書いたものを〝面白かった〟では失礼かもしれないが、とにかく面白かった。今までは、高 啓の詩集以外は殆ど読んだことがなかった。詩集『母を消す日』や詩集『二十歳できみと出会ったら』で思い描く高 啓は、公務員になったらどんな風に仕事をするのか? 正直に言って、上司や周辺に正論を言ったり自己主張したりして仕事が進まないのではないか・・・と、他人事ながら不安に思っていたこともありました。ところが全く反対でした。高 啓氏は公務員としてB級(=非出世系)どころか、完全にA級、特A級です。とくに、筆者のような医師と関係の深いケースワーカーの話(第Ⅱ章)や介護の話(第Ⅳ章)など、実に心配りの行き届いた仕事ぶりで、県のために見事に良い判断をして働いています。〝ブルース〟でなく、〝ブラボー〟とします。」

 暖かな言葉をありがとうございます。
 この書に書かれているのは「上司や周辺に正論を言ったり自己主張したり」している様なのですが、それを「とにかく面白かった」と言っていただけるのは、〝元公務員として〟ではなく、〝物書きの端くれ〟として望外の喜びです。

  

Posted by 高 啓(こうひらく) at 21:24Comments(0)高安書房

2022年10月21日

アンソロジー「山形の詩 2022」刊行しました。





 3年に一度刊行している山形県詩人会のアンソロジー『山形の詩』、2022年版を刊行しました。
 本書の構成は村上修一さんです。酒田市の小松写真印刷の菅原典明さんの写真を用いて、なかなか魅力的な装丁になっています。
 

 「アンソロジーをただ出すだけではいかん。相互批評が必要だ!」との高橋英司会長の意向により下記のとおり一般公開の合評会を開催します。
 会員以外の方もどうぞご参加ください。
 参加は無料ですが、できればこのアンソロジーをご購入ください。 頒価 1冊1,000円です。


 「やまがた現代詩ミーティング2022」
  (アンソロジー寄稿作品の合評会)

 11月19日(土) 14:00〜17:00 (13:30開場)
 会場 山形市 「文翔館」 第二会議室


 ※ 資料等準備のため、参加希望者はできるだけ事前に本HP右下の「オーナーへメッセージ」から申し込み願います。
 ※ ミーティング終了後、希望者のみ山形市内で懇親会(場所未定)を予定しています。参加希望の方は、その旨もお知らせください。

  

Posted by 高 啓(こうひらく) at 19:40Comments(0)山形県詩人会関係

2022年10月16日

上山市立図書館 詩の朗読会






 写真は蔵王坊平高原の錦秋です。
 10月15日撮影。まだ紅葉の盛りには早かったようですが、蔵王にはたくさんの訪問者がいました。
 久しぶりに蔵王エコーラインにたくさんの車が走っていました。
 蔵王温泉付近の紅葉は、まだです。

 さて、今日は詩の朗読とトークのイベントのお知らせです。

  上山市立図書館 読書週間イベント2022トークショー
  「ポエムの時間 -現代詩ってな~に?-」
  10月22日(土)13:30~15:00 上山市立図書館


 岩井哲館長の企画で、詩の朗読とトークのイベントが開催されます。
 いとう柚子、万里小路譲、高 啓が自作の詩を朗読し、インタビューに答えるトークショーです。

 高 啓は、詩集『二十歳できみと出会ったら』から表題詩の「二十歳できみと出会ったら」を朗読し、この詩の構造や手法についてお話する予定です。


 高 啓の近著『非出世系県庁マンのブルース』について、くまざわ書店鶴岡店さんがツイッターで紹介してくれました。
 ありがとうございます。鶴岡の皆さん、ぜひ手に取ってみてください。

 JR山形駅ビル「エスパル」4Fの くまざわ書店山形店さんでは、本書は入口のすぐ右手の山形県に関する書籍のコーナーにあります。
 山形駅を訪れた際にはご覧になってください。

 戸田書店山形店さんでは、この本が「K 資格」というコーナーに置かれています。入社試験の問題集などが置かれている場所です。

 直送希望の方は高安書房をご覧ください。

 


 
   

Posted by 高 啓(こうひらく) at 11:20Comments(0)活動・足跡

2022年09月30日

『非出世系県庁マンのブルース』へのコメント その2




 「非出世系県庁マンのブル ース」へのコメント紹介その2です。

 【とてもおもしろかった(!) 県庁マンの仕事など、一般の人はなかなか分かりませんが、そんなにハードな仕事だとは、本書を読むまで知りませんでした。それをさり気なく、気軽な調子で描いているので、サクサク読めます。行間から自ずとユーモアも感じられ、一気に読んでしまいます。うまい構成、練られた文章の勝利ですね。】

 ありがとうございます。たしかにこの手の自己史本はなかなか読む気にならないものです。なんとか一般の方にも読んでいただきたいと思い、構成やテーマごとの章立て及びそのタイトルなどに工夫をしてみました。

 【この手の本は一般には「饅頭本」と言われ、葬式饅頭と同じで貰えばそれなりに嬉しいが買うほどの価値はないと言われていますが、この書の場合はちょっと違っており、面白く一気に拝読させていただきました。買って読む価値が満載です。
 県庁の職員と言えば地方では公務員の頂点ですので、最も安定した、様々な点で最も優遇された職だと思ってきました。こんなに大変で、しかもしんどくて、上下関係から、縄張り争い、さらには政争も絡んだ非論理的な世界なのだと初めて認識しました。】

 「饅頭本」とは言い得て妙ですね。たしかにおっしゃる通り、この手の本は著者に個人的関心がある場合でなければ読もうとはしない感じです。そこをどうやったら読んでもらえるものにするか、事実を書きながらそれを実現するのは難しいですね。
 ところで、著者も、もうあの世界には戻りたくありません。いまは贖罪の意味も込めて(というのはウソですが)、小中学生やその保護者の相談支援の仕事をしています。ただ、これも結構心理的圧迫感はある仕事なので、いつまで続けられるか自信はありません・・・。

 ※ 「非出世系県庁マンのブルース」のお求めは、高安書房まで。
 


  

Posted by 高 啓(こうひらく) at 14:08Comments(0)作品情報高安書房

2022年09月24日

「非出世系県庁マンのブルース」へのコメント その1




 「非出世系県庁マンのブルース」へのコメントを紹介します。

 【第1章だけ通読。役所仕事の実態をリアルに描いて、読ませます。これをネタに、県庁OBで出版記念会が計画されたら、なお面白い。AさんもBさんもCさんも出てくるくらいでないと。これを読んで気を悪くするなら、自分を否定することになる。小説にもなる内容だと思った。前に読んだはずなのに、新鮮だった。難点があるとしたら、作者を仕事の出来る男として美化している印象があること(事実でも、落して書かないと)。】

 県職員OBにはこの本の贈呈も出版のお知らせもしていません。
 県庁購買部(=八文字屋書店外商部)にも配本していただいていますので、目に付いた方は手に取ってくれるでしょう。

 作者は県庁で孤独だったわけではありませんが群れてもいなかったので、「出版記念会」は有り得ないと思います。
 
 「難点があるとしたら、作者を仕事の出来る男として美化している印象」というのは正鵠を射ています。
 こういう愚かな「難点」もあるのがこの作者であり、それをそのまま隠さず書いたということです。

《書店配本状況》
 山形市内の「宮脇書店成沢店」と「八文字屋書店北店」(映画館ムービーオン)では郷土出版コーナーに置かれています。
 「こまつ書店西田店」では、レジのすぐ下の、雑誌「023」が並べられている低い台に置かれています。入り口を入ってすぐ左下を視ないと気がつきにくい場所です。


 





  

Posted by 高 啓(こうひらく) at 10:51Comments(0)作品情報高安書房

2022年09月17日

『非出世系県庁マンのブルース』書店に配本されました。




  高啓著 『非出世系県庁マンのブルース』を下記の書店に配本しています。
  9月18日(日)には県内主要書店に配本されていると思います。
  配本されていない書店の方で配本ご希望の方は、直接「高安書房」に注文ください。


【山形県内】

<山形市>
八文字屋書店本店  県庁購買部(八文字屋書店外商部)  八文字屋北店
こまつ書店本店  こまつ書店桜田店  こまつ書店西田店  宮脇書店成沢店
くまざわ書店山形店  戸田書店山形店  山形大学生協(小白川キャンパス)

<天童市>
TENDO八文字屋  宮脇書店天童店 

<寒河江市>
松田書店フローラ店

<東根市>
あすなろ書店東根店

<尾花沢市>
文長

<新庄市>
丸井八文字屋

<米沢市>
ハラトク書店 こまつ堀川店

<高畠町>
ブックユニオン高畠店

<長井市>
八文字屋長井店

<鶴岡市>
八文字屋鶴岡店 くまざわ書店鶴岡店

<余目町>
BOOKCITYトミヤ

<三川町>
戸田書店三川店


【県外】

<仙台市泉区>
八文字屋書店  八文字屋セルバ店

 
  

Posted by 高 啓(こうひらく) at 09:51Comments(0)