2008年05月06日

めくるめく春の・・・

 山形の春はあっという間にやってきて、あっという間に過ぎ去っていく。
 ながいながい冬が過ぎて、やっと春になったと思ったら、花が一斉に咲き出す。
 桜、木蓮、桜桃、林檎などが次々と咲き乱れ、そしていまはハナミズキが満開を迎えている。
 春があっという間に過ぎ去るということは、夏があっという間にやってくるということで、夏があっという間にやってくるということは、あっという間に昼の時間より夜の時間が長くなることを意味し、そしてそのことは否が応でも冬の到来を意識させる。
 つまり、じぶんの意識の中では、冬以外の季節はすべて冬に向かって進んでいるのだ。

 “冬に向かう春”、その春が、しかし、どんなにめくるめくものか、その一端を記したいと思って、4月下旬から5月のGWまでに咲いた庭の花たちに、柄にもなくカメラを向けてみた。
 じつは、庭の花をブログに掲載するのは、詩人の鈴木志郎康さんの真似でもある。

 この庭の草木は、私の義母(妻の母)が中心になって育ててきたものだ。
 その義母が亡くなって、今年でもう七回忌になる。
 この義母が胃がんの再発で亡くなっていく過程に取材したのが、詩集『母を消す日』の「かあさん、あなたが消えていく」という作品である。

 さて、私には、いままでのところ、庭いじりの趣味はない。ろくに花の名前も知らない。
 だから、これらの花は、他人のようでもあり、またそれゆえ生々しさをもって迫ってくる。
 一見どんなに可憐に見えていたものでも、近づいてよく視てみると、多分に毒々しく思われてくる。


























































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Posted by 高 啓(こうひらく) at 11:09│Comments(0)徒然に
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